江名地区

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江名地区(えなちく) 

海の様子 2008年

目次

江名地区の概要

江名地区は(ここでは江名中学校の学区内を江名地区とする。)漁業が盛んな地区。

永崎、中之作、洋向台、下神白、折戸、南町、東町、北町、北口(北口団地)、荻之作、藤ヶ丘、走出、安竜、天ヶ作、船元町、新町、江之浦などがある。

永崎に江名中学校・永崎小学校が、天ヶ作に江名小学校がある。


--08728Saho Hagiya 2008年10月8日 (水) 17:36 (JST)

江名地区の場所

江名地区はいわき市の太平洋側の南側、小名浜と豊間の間に位置しており、豊かな自然に囲まれている地域。

江名の地図

  • バスの利用

いわき駅からは、鹿島経由江名行きのバスと、江名周り小名浜車庫止まりのバスが出ている。

永崎・中之作・下神白・洋向台、永崎海岸などへ行く場合は、鹿島経由小名浜車庫行きのバスに乗り、小名浜車庫から江名へ行くバスに乗り換えるか、江名周り小名浜車庫止まりのバスを利用すると良い。(2008年現在)


08728-28.jpg  左の写真は永崎海岸の写真である。

永崎海岸には「へそ石」と呼ばれる大きな石があり、多くの昔話が残っている。


夏になると、それぞれの地域で盆祭りが開かれる。


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江名地区のあゆみ

歴史

  • 江名地区は海岸沿いに面していて、江戸・明治時代から主に中之作港・江名港を中心に、漁業が発展してきた。
  • 江戸時代には、中之作が江戸幕府の天領地として栄え、中之作港は▽商港的地位にあった。小名浜の御代という所にあるお寺の大仏は、江戸時代に日本の南のほうで作られたものを中之作港まで運んで、そこから運ばれたとものと言われている。幕府からの物資を運搬する他に、漁業も多く行われていた。
  • 江戸幕府崩壊後も、高い漁業の技術を活かして遠洋漁業・沖合漁業・素潜り漁(くぐり)などで栄えてきた。昭和時代に遠洋漁業で江名港と中之作港が発展していった。(永崎にも海岸沿いに小さな港がある。)遠洋漁業や沖合漁業では、さんま・しゃけ・まぐろ・かつお・さば・いわし・たこ・いかなどを、素潜り業ではいわき市の特産品として有名な「▽貝焼き」に使うウニ・あわび・しゅうり貝(ムール貝)・わかめ・ひじき(その他海藻類)などをとっていた。他にも、岩のりを使ってのりを作ったり、天草を干して売ったり、様々な海産物を使った、特産品なども作っていた。一時期、さんまの水揚げ量が日本1の時もあった。

現在の漁の様子

  • 最近は、ガソリン代の高騰や後継者不足問題によって遠洋漁業は残念ながら行われていないが、沖合漁業については、江名・中之作、両港でそれぞれ少数の小舟がたこや根魚(ねざかな)などの漁を行っている。沖合で漁を行っている10t前後の船はオキアミやシラスなども揚げている。素潜り漁を行っている漁師さんは、沖合漁業を行っている漁師さんの割合に比べると多く、江名、中之作、永崎、下神白で、各10数人の漁師さん(世襲制)が、ウニ・あわび・かき、その他海藻・貝類などをとっている。素潜り漁はウニ漁が5月1日~8月15日まで、あわび漁が5月1日~9月30日まで行われている。一回でとって良い量は最大で、ウニは15㎏、あわびは10㎝以上のものを20個~25個である。素潜り漁を行う漁師さん達は、漁を行うだけで無く、稚貝(ウニやあわび)の放流・育成や、▽密漁の監視なども行い、地域の産業を守っている。

最近では、江名港に水揚げされる根魚を使って、保存料や化学調味料を使用しないで天日干しにした「縄文干し」という特産品も作られている。

  • 素潜り漁では、あわび・うに・かき・のり・ひじき・わかめ・こんぶ・その他の海藻類をとっている。朝は7時位から潜り、ウニは1時間半、あわびは2時間位の漁で終了する。
  • 漁を行う場合は、自分の体重の8分の1~9分の1の重さの重りをつけて潜る。

08728-3ena.jpg 重りと水中眼鏡の写真

  • この写真の重りの重さは10㎏位である。水中眼鏡は近眼用の人の眼鏡もある。その場合は特注品である。

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  • 左があわび用のナザシ(貝をとる道具)とスカリ(とった物を入れる袋)で、右がウニ用のカギとスカリ。ナザシやカギは自分で使い易いように、調節したりしている。

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  • この写真は漁を行う時に使う浮き。プラスティックの物などもある。先の方にはいかりがついており、浮きからの長さはだいたい4m位。

08728-11ena.jpg この写真は漁に使う小舟。


左が江名漁業組合が漁を行っている漁場の様子。 右が昔は磯だった所が沖の防波堤により、砂で埋まってしまった箇所。

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  • 10月から4月は漁が行われない。その間は、根魚(ヒラメ・スズキ・イナダ)をとったりしている。

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左は船着場の様子。ここでは、船の修理や、冬季に船を上げておく。右は中之作港の様子。



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江名地区にある教育機関


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外部リンク

いわき市ホームページ


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語句説明

▽商工的地位…魚の水揚げなど漁業に関係する作業だけでなく、様々な工業製品の運搬なども行っていた。

▽貝焼き…ウニの身をホッキ貝の上に盛り、蒸したもの。一つの貝焼きにウニ(100g程のもの)が約5個使われる。いわきの特産品の一つとして、有名である。そのまま食べても、醤油をつけて食べても美味しい。貝焼きの生産はウニの漁が行われる5月1日から8月15日の間に行われる。

▽密漁の監視…各、漁業組合が漁を行っている所には

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このような看板が立ててあり、密漁の防止を呼び掛けている。ここに書かれている事を破った場合、罰金や刑にかけられる。


編集後記

  • 掲載している海辺の風景や素潜り漁に使う道具の写真は、漁業組合の方に協力して頂いたりして、自分で撮影したものです。
  • 江名地区のあゆみについては、地域の方々に取材して聞きました。
  • 素潜り漁の取材に行った時に漁の様子も取れると良かったのですが、波の高さが高くて漁を行っていませんでした。残念です。
  • 防波堤の影響も思ったより出ていたので驚きました。安全のための防波堤ですが、磯が少なくなってしまうのは残念に感じます。
  • 江名漁業組合で1番最年長の漁師さんは81歳の方だそうです。
  • 自分が生活している地域なのに分からない事が沢山あったので勉強になりました。

--08728Saho Hagiya 2008年10月8日 (水) 17:36 (JST)

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